はい、アルミニウム製ヒートシンクはアルマイト処理が可能であり、これは耐食性と熱放射効率の向上を目的として一般的に行われています。アルマイト処理では、アルミ表面に制御された酸化皮膜を形成し、寸法公差への影響を抑えながら表面耐久性を高めます。この皮膜は絶縁性を持ち、環境保護に優れると同時に、自然空冷用途で重要な放射率(エミッシビティ)も向上します。
アルマイト処理はアルミニウムの基礎的な熱伝導率を高めるものではありません(6000系は約 200–210 W/m·K、A380 などの合金は約 96–105 W/m·K のまま)が、赤外線放射率を大幅に向上させます。例として:
未処理アルミニウムの放射率: 約 0.05–0.1
黒色アルマイト処理アルミニウム: 約 0.85–0.9
この高い放射率により、アルマイト処理された表面はより効率的に熱を放射でき、特に自然対流(低気流)環境で重要な性能向上につながります。
アルマイト処理によって形成される酸化アルミ皮膜(Al₂O₃)は、60–70 HRC の硬度を持ち、膜厚は通常 10–25 μm の範囲です。これにより、湿度、酸化、化学物質などによる環境劣化に対する耐性が大幅に向上します。屋外用途や海洋環境では、Type II または Type III ハードアルマイト処理により、LED照明、通信機器、電力電子向けのヒートシンクに長期安定性が提供されます。
A360、A380、AlSi12 などのダイカスト用アルミ合金も、適切な前処理を行えばアルマイト処理可能です。ただし、これらの合金はシリコン含有量が高いため、展伸材に比べて仕上がりがややグレーがかって見える場合があります。精密後加工をアルマイト前に行うことで、仕上がり品質を大幅に改善できます。
Neway は、高精度なアルミダイカスト、金型製作、および社内アルマイトサービスを含む、熱部品向けのフルサイクル生産に対応しています。また、後処理サービス(粉体塗装や塗装など)も提供し、機能面および外観面の特定要求に対応可能です。