プライベートブランドのベゼルリングの案件は、四つの記録で繰り返す。図面の改訂、顧客の色見本、試験を含むメッキ仕様、そして金型の帰属を含むロットである。リングそのものは注文の間で変わらない。二回目の注文を一回目に揃えるのは、記録のほうだ。
部品は Ø35.0 mm のベゼル、材質は Zamak 5(ASTM B86 AC41A)、高さ 1.8±0.05 mm、質量 4.5±0.5 g。Cu/Ni/Cr を 18–27 µm 載せ、締め代は 0.02–0.05 mm である。ダイカストが形を一度決め、記録がそれを先へ運ぶ。
五つの寸法、一つの膜構成、一つの色見本である。五つは外径、ボア、高さ、真円度、平面度。膜構成は Cu 8–12、Ni 10–15、Cr 0.1–0.3 µm。色見本は ΔE ≤1 の顧客基準になる。
これらを決めずに型を切れば、後の変更はすべて型の仕事になる。ボアを変えれば鋼が動き、平面度を変えれば研磨の順序が動く。
肉厚も同じ判断に入る。1.5–1.8 mm は、型がその前提で設計されていれば鋳造でき、0.05 mm の真円度を保つ。型ができた後の肉厚変更は、新しい型である。
四つである。メッキ指示を入れた 2D 図面、断面では表せない面のための 3D モデル、色を決める顧客の色見本か主サンプル、そして金型の帰属を含むロット数だ。
図面は公差と、それぞれが適用される段階を運ぶ。段階がなければ、メッキ後のリングをメッキ前の寸法で検査することになる。
色見本は写真ではなく、物としての基準である。画面も印刷した写真も、それ自身の色かぶりを運ぶ。写真で承認したリングは、写真を撮った人の色で承認したことになる。
金型は一度値付けし、ロットで割る。400,000 ショットを設計目標にした六キャビティの型は、設計寿命で 2.4 百万個のリングに費用を配る。一個あたりの負担は、注文が増えるほど下がる。
小さいロットは型を重く負う。数百個では、金型の行が鋳造、研磨、メッキの合計を超えることがある。
金型の帰属が二回目の注文を変える。顧客の型なら、仕事が繰り返されるとき金型の行は載らない。受注者の型なら、もう一度償却するか、新しい負担額で見積もる。
二か所である。画面で承認した色が色差計で落ちる場合と、色の変更が新しい初品ではなく差し替えとして見積もられる場合だ。
一つ目は日程の滑りになる。色見本が合わなければ、メッキをやり直し、新しい初品を取り、試し圧をやり直す。発売日はそれに合わせて動く。
二つ目は嵌合の滑りになる。色の変更はニッケルの膜厚を動かし、それが膜の合計と締め代を動かす。色を変える前に圧入できたリングが、変えた後に圧入できないことがある。別の薄肉の時計部品でも同じだ。
四行である。金型の償却、鋳造とゲート除去、研磨と旋削、そして試し圧を含むメッキだ。試し圧を独立の行にするのは、色ごと、ケースのロットごとに繰り返すからである。
見積もりは、除いたものも書く。試し圧、色見本の比較、塩水噴霧試験を落とした価格は、その費用を最初のロットへ移しているだけだ。
後処理の行は、二つの見積もりがよく分かれる場所である。ある供給者は旋削の段取りを一回と数え、別の供給者は二回と数える。差は価格だけでなく、リングが保つ真円度に出る。
四つの記録と工程の窓が繰り返す。図面の改訂、色見本、メッキ仕様、ロットと金型の帰属、そして初品で決めたメッキのパラメータである。
四つが揃っていれば、二回目は続きとして走る。一つでも欠ければ、新しい仕事として始まり、初品と試し圧をもう一度払う。
最も失われやすいのは色の記録である。承認した色見本の番号と承認日が、三回目の注文を比べる相手になる。それがなければ、比較の相手は承認した色から、最後に作ったロットへ移る。
| 記録 | 固定するもの | 必ず載る数 |
|---|---|---|
| メッキ指示を入れた 2D 図面 | 輪郭、ボア、段、段階 | Ø35.0±0.1、Ø32.0 +0.05/0、0.05、0.03、18–27 µm |
| 3D モデル(STEP または IGES) | 断面では表せない面 | 形状のみ、公差なし |
| 顧客の色見本か主サンプル | 定めた光の下での色 | ΔE ≤1 |
| ロットと金型の帰属 | 金型費の分け方、誰が持つか | 400,000 ショットの設計目標 |
この四つを問い合わせに添える。そうすれば旋削の段取りは説明ではなく図面に対して、色は色名ではなく色見本に対して見積もれる。